notaの使い方
楽器が弾けなくても、楽譜が読めなくても大丈夫。
マス目をタップして音を置いていくだけで、曲が作れます。このページでは、いちばん基本のことから、少し進んだ使い方(サンプル曲を「後ろに追加」「下に敷く」など)まで、順番にやさしく説明します。分からなくなったら、ここに戻ってきてください。
What is notanotaってなに?
notaは、ブラウザの中で動く作曲アプリです。アプリのインストールはいりません。ピアノやギター、ドラムなどの音を、マス目に置いていくことで、自分だけの曲を作れます。
むずかしい音楽の知識は必要ありません。「マスをタップ=音が鳴る場所を決める」——たったこれだけが基本です。まずは気軽に、いろいろ触ってみてください。
The grid画面の見方(マス目)
作曲の画面には、たくさんのマス目(グリッド)が並んでいます。この見方さえ分かれば、もう半分できたようなものです。
・横(左→右)=時間の流れです。左が曲のはじめ、右にいくほど後になります。
・縦(上→下)=音の高さです。上にあるマスほど高い音、下にあるマスほど低い音になります。
マスをタップすると色がついて音が置かれ、もう一度タップすると消えます。間違えても、何度でもやり直せます。
First songはじめての作曲・5ステップ
いちばん基本の流れです。この5つをやれば、1曲鳴らせます。
- 楽器を選んで➕ トラック追加。迷ったら「ピアノ」。全部そろえたいなら🎸 バンド編成を押すと、ドラム・ベース・ピアノ・ギターがまとめて出ます。
- マス目をタップして音を置く。横が時間・縦が高さ(上ほど高い)。もう一度タップで消えます。
- ほかの楽器も足して重ねる。もう一度楽器を選んで「トラック追加」。楽器ごとにマス目の段ができます。
- ▶ 再生で聴く。全部の楽器が同時に鳴ります。↶ 元に戻すで1つ前に戻せます。
- 気に入ったら💾 保存。大切な曲は⬇ 書出でファイルにも(→ くわしくは11章)。
The panel上のパネル(速さ・細かさ・長さ)
画面の上のほうに、曲全体の設定パネルがあります。
⏱ 基本テンポ:曲の速さ(BPM)です。スライダーを右にするほど速くなります。数字を直接入れてもOK。
🎚 テンポ変化(使わなくてOK):曲の途中で速さを変えたいとき用です。「+変化を追加」を押し、〈何小節目から〉〈新しい速さ〉を入れるだけ。使わなければ、ずっと同じ速さのままで大丈夫です。
🎼 細かさ:マス1つの細かさです。8ビート(標準)で十分。細かいリズムを打ちたいときだけ16ビートにします。
📏 曲の長さ:グリッド全体の長さ(小節数)です。長い曲にするほどマスが増えます。
Instruments楽器を選ぶ/重ねる
楽器はプルダウンから選び、➕ トラック追加で画面に足します。使える楽器は、ピアノ/エレキギター(2色)/エレキベース(指・ピック)/サックス(サクセロ・テナー)/ドラム/シンセ・バイオリン・オルガンです。
楽器はいくつでも重ねられます。トラックを足すほど、音に厚みが出ます。
ドラムだけは少し特別です。ほかの楽器は「縦=音の高さ」ですが、ドラムは縦が“楽器の種類”(上から クラッシュ/ライド/ハイタム/ハイハット/スネア/ミッドタム/フロアタム/キック)になっています。まず覚える基本はキック(一番下)・スネア・ハイハットの3つです。
Sample songsサンプル曲ってなに?
ゼロから音を置くのが難しければ、サンプル曲が便利です。有名な曲(きらきら星、威風堂々など)や、ジャンルの土台(ドラム+ベースのリズム)を、ボタン1つでマス目に置いてくれます。見て写す手間がありません。
出し方は2通り:
①「作曲する」画面の中で選ぶ:楽器を選ぶ欄の下に「🎵 サンプル曲」のプルダウンがあります。曲を選んで、追加ボタンを押します(次章)。
②サンプル楽譜集のページから:曲ごとの「notaで打ち込む →」を押すと、その曲が置かれた状態で作曲画面が開きます。
Add after「+後ろに追加」=横につなぐ
プルダウンでサンプル曲を選んで+ 後ろに追加を押すと、その曲が今ある曲の“うしろ”につながります(横に伸びます)。つまり順番に鳴るということです。
これを何回でもくり返せます。たとえば「きらきら星」→「威風堂々」の順に追加すれば、2曲を続けて演奏するメドレーになります。3曲でも4曲でも、どんどん後ろにつなげられます。
Lay under「▼下に敷く」=下に重ねる
ここがいちばん分かりにくいところなので、ゆっくりいきます。
▼ 下に敷くは、選んだサンプル(おもに土台=ドラムやベースのリズム)を、今ある曲の“下”に同時に重ねるボタンです。「後ろに追加」が横(順番)だったのに対して、こちらは縦(同時)です。
いちばん多い使い方は、自分のメロディに“伴奏”をつけることです。たとえば「きらきら星」のメロディを作ったあと、土台の「ロック 8ビート」を下に敷くと、メロディの下でドラムとベースがいっしょに鳴って、一気にバンドっぽくなります。
敷いた土台は、曲の長さぶん自動でくり返して敷き詰められ、別のトラックとして下に追加されます(あなたのメロディはそのまま残ります)。
「後ろに追加」と「下に敷く」のちがい
| + 後ろに追加 | ▼ 下に敷く | |
|---|---|---|
| 鳴り方 | 順番に(横に並ぶ) | 同時に(下に重なる) |
| 向き | 横 → 曲が長くなる | 縦 → 音が厚くなる |
| おもな用途 | 曲を続けてつなぐ(メドレー) | メロディに伴奏(土台)を重ねる |
| 例 | きらきら星 → 威風堂々 | きらきら星 + ロック土台 |
Octaveオクターブ(高さをずらす)
サンプルを追加するときの「オクターブ」プルダウン(1oct下/そのまま/1oct上)で、追加する曲の音の高さをまるごと1段ずらせます。
たとえば同じメロディを「そのまま」で後ろに追加し、次に「1oct上」でもう一度追加すると、低い版→高い版と表情が変わって面白くなります。土台のベースを「1oct下」にして、より低く効かせる、といった使い方もできます。
Grooves土台(ジャンル)の一覧
プルダウンの「土台」は、ジャンルごとのリズム(ドラム+ベース)です。メロディの下に「▼下に敷く」で使うのが基本です。
・ロック 8ビート:いちばん基本。たいていの曲に合います。
・4つ打ち ダンス:ノリのよい一定のリズム。
・ファンク:少し細かくハネた感じ(近似)。
・スカ 裏打ち+サックス:軽快な裏打ち。サックスの合いの手つき(近似)。
・ソウル:ゆったりめのノリ(近似)。
・ロカビリー:はねた古いロック風(近似・ひかえめ)。
・ラップ ビート:シンプルなビート(近似)。
Mixingミキシング(音量とパン)
トラックを重ねていくと「この楽器が大きすぎる/小さすぎる」が出てきます。それを整えるのがミキシングです。各トラックの名前のすぐ下に、🔊 音量と↔ パンの2本のスライダーがあります。
🔊 音量(大きさ)
そのトラックの音の大きさを 0%〜150% で変えられます(最初は100%)。左に動かすと小さく、右で大きく。
使い方の例:
・メロディを目立たせたい → 伴奏(ドラムやベース)の音量を少し下げる。
・ドラムが強すぎる → ドラムのトラックだけ下げる。
・ある楽器が聞こえない → その楽器を上げる。
↔ パン(左右の位置)
その楽器が左・右のどちらから聞こえるかを決めます。まんなか(中央)だと左右おなじに鳴ります。左や右に振ると、音が横に広がって、重なりがスッキリ聞こえます。
使い方の例:
・ギターを少し左、別の楽器を少し右 にすると広がりが出る。
・左右の違いはイヤホン/ヘッドホンだと特によく分かります。
Save & files保存・書出・読込のちがい
ざっくり言うと 保存=このブラウザの中/書出=ファイルにする/読込=そのファイルを戻す。
💾 保存:この端末のこのブラウザの中にしまいます。次に同じ端末・同じブラウザで開くと自動で続きから復元。手軽ですが、保存できるのは1曲だけで、次に保存すると上書き。ブラウザのデータを消すと消え、別の端末やブラウザには出てきません。
⬇ 書出:曲をファイル(JSON)にして端末にダウンロードします。実体のあるファイルなので、いくつでも残せる・別の端末に移せる・人に渡せる。バックアップ向き。戻すときは「⬆ 読込」を使います。
⬆ 読込:その書き出したファイルを選んで、アプリに読み戻します。
使い分けの目安:同じ端末でちょっと中断して続きをやるなら「保存」。大切な曲・複数の曲・パソコンとスマホで行き来するなら「書出」(ファイル)にして、別の端末では「読込」で戻します。
Tipsコツと注意
・白鍵(ふつうの音)だけです:notaは♯(シャープ)や♭(フラット)の“黒い音”を使いません。だから、それらが出てこない曲(サンプルはそう作ってあります)ならそのまま気持ちよく鳴ります。
・音は少なめから:欲張らず、まず少ない音で。物足りなければ足す、が失敗しにくいコツです。
・迷ったら元に戻す:↶ 元に戻すで気軽に試せます。
・長い曲はスマホだと重いことがあります:もたつくときは、曲を短くするか、トラックを減らしてみてください。
・画面が真っ白のとき:一部の端末で起きることがあります。ページを再読み込み(更新)するか、端末を再起動してからもう一度開いてください。
・著作権について:他人の曲を無断で再現・公開するのは避けてください。楽器の音は権利フリー(CC0)なので、あなたが作ったオリジナル曲は、商用も含め自由に使えます。